遺産を相続した時には、さまざまな手続きを行う必要があります。
いつまでに手続きを済ませればよいのか、不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
決められた期限内に手続きを済ませないと、トラブルになることもあるので注意が必要です。
そこで今回は、相続手続きの期限について詳しく解説していきます。
▼相続手続きの期限
■期限が3ヶ月以内の手続き
相続放棄と限定承認の手続きは、3ヶ月以内に済ませましょう。
相続放棄は遺産の相続を放棄する手続きで、一度放棄すると取り消せないので注意が必要です。
限定承認はマイナスになる財産を清算し余ったぶんの財産を相続するもので、必要な場合は家庭裁判所に申し立てを行いましょう。
■期限が4ヶ月以内の手続き
亡くなられた方の代わりに、相続人が確定申告を行うことを準確定申告と言います。
準確定申告が必要な場合は、4ヶ月以内に税務署へ申告しましょう。
■期限が10ヶ月以内の手続き
相続税の申告と納付は、10ヶ月以内に行う必要があります。
期限を過ぎてしまうと、延滞税が課せられるだけではなく、税金の軽減制度が利用できなくなる可能性があります。
相続するものによっては相続税がかからない場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
▼まとめ
相続放棄と限定承認は3ヶ月以内、相続税の申告と納付は10ヶ月以内というように、手続きによって期限は異なります。
遺産を相続をした時は、事前に手続きの期限を確認したうえで準備を進めるようにしましょう。
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